「自民党無断入党問題について」

2006.11.25.

由布市議会議員 小林華弥子

 

 先日、地元の新聞やテレビのニュースでも報道されましたが、地元大分県の

自民党県連会長の衛藤征士郎衆議院議員事務所が、選挙区管内の市議と元町長

に無断で自民党に入党手続きをした事が明らかになりました。

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061119ddm041010076000c.html

 

http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/20061121_news_012-nnp.html

 

http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000611220004

 

 このニュースで報道されている「市議」とは、私の事です。実は、今回のマ

ニフェスト大賞受賞のために西日本新聞社の取材にあたって、記者が私の事を

いろいろ調べていたら、私が自民党員になっていたというのです。

 もちろん私はまったく知らない事ですし、自民党に入党手続きなどした覚え

は全く有りません。というより、自民党に入らないかと勧誘された事もありま

せんし、およそ私は自民党に入党しようかなどと夢にも考えたことは有りませ

んでした。

 なのに、正式な入党届が私の名前で勝手に出されていて、しかも私の印鑑も

押されており、党費まで支払われているというのです。私には寝耳に水の話で

何が何やら…?ビックリしました。

 

 西日本新聞の取材があったことを受けて、先日、衛藤征士郎事務所の人が私

のところにきて、謝罪をしに来られました。

 衛藤事務所が自民党員の増員活動の中で、「手違い」で私の承諾なく党員届

けを出してしまったとの説明でしたが、いくら「手違い」と言われても、私の

印鑑まで押印してあるというのでは、簡単には納得できませんし、手違いで手

続きをした割には、私の手元に自民党の党員証などは送られていませんでした。

それも私だけではなくて、町内では他にも本人に無断で入党手続きをされた人

がいる事が新聞報道でも明らかになっています。

 

 私は、市議会議員として、無所属でいる事を自分の一番の拠り所にしていま

す。政党政治で全てが決まる国会ならまだしも、今の由布市の様な地方議会の

中で議員活動をする上で、私は、何処かの政党に属してその政党の考え方を元

にした判断をする積もりはまったく有りません。ひとつひとつの議案について、

是々非々で考え、判断し、自分の態度を明らかにしていきたいと思っています。

そのためにも、私は由布市の市議会議員である以上はどこの政党にも属すつも

りは一切ありません。そして、この事を私は選挙に出る前から支援者や応援し

てくださる多くの方々にお話しし、お約束してきました。

 それなのに、いくら手続き上のミスだからといって、私の意思と全く関係な

いところで知らないうちに自民党員にされていたなどという事は、理解できる

ものではありませんし、どうしても受入れ難く、許し難いと思っています。

 

 現在、衛藤征士郎事務所に対しては、「何故、どういう経緯で、何の為に、

誰の責任で、この様な事をしたのか、きちんと明らかにした調査結果を示して

欲しい」、「また、たとえミスであったとしても、私の履歴に一日たりとも自民

党員であった、などという履歴を残されては困る。入党したこと自体を取り消

してもらいたい。そして私が自民党に入党したなどという事実は無い,という

事をきちんと証明するものが欲しい」と申し入れています。

 

 これは自民党だから良いとか、○○党だから悪いという問題ではありません。

本人の知らないうちに勝手に押印までして印鑑偽造してこの様な事をしたり、

本人の意思と関係なく個人の政治信条の自由を迫害するような事をされた事に

対しての抗議です。ましてや、責任ある国会議員の立場にある方がこの様な事

をされる事自体、社会的・政治的な責任が問われる事と思います。

 今のところ(2006.11.25現在)、衛藤征士郎事務所側からはまだ何の返答も

来ていません。きちんとした説明と対応を求めたいと思います。

-----------------------------36568255812099 Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename=""